雨樋修理はどこに頼む？おすすめ業者の選び方や費用相場を解説

「急に大雨が降り出して雨樋 (あまどい) が破損して水が漏れている」「雨樋修理をどこに頼むのが良いのかわからない」「自分では修理できないので、業者に頼みたいが費用がいくらかかるのか気になる」といった困り事を抱えてはいませんか？

近年は日本全国各地で台風や線状降水帯が発生して、梅雨や夏の時期に限らず、年間を通して水害に見舞われるケースも稀ではありません。

そこで、この記事では雨樋修理業者や専門店を厳選してご紹介します。ハウスメーカーやホームセンターに依頼するメリットやデメリット、優良な業者を選ぶポイントも解説していますので、雨樋のトラブルでお困りの方、業者をお探しの方はぜひ最後までお読み下さい。

雨樋修理はどこに頼む？業者別のメリット・デメリット

雨樋が破損して今すぐにでも修理が必要となった場合に、どの業者に頼むのが良いのか、すぐに判断するのは難しいです。雨樋修理に対応できるのは主にハウスメーカー・工務店などの建築関係の業者、外壁・屋根・雨樋修理の専門業者、近所のホームセンター、インターネットを活用してマッチングサイトで探す方法などがあります。それぞれの方法についてメリット・デメリット・注意点を詳しく解説します。

ハウスメーカーや工務店など建築業者

雨樋修理をハウスメーカーや工務店などの建築関係の業者に依頼する方法があります。ハウスメーカーや工務店は「家づくり」のプロフェッショナルであり、建築実績が豊富です。家づくりの技術力も高く、メーカーの信頼性が高いため、安心して依頼することができます。

雨樋だけではなく、屋根や外壁、室内の壁など、他のリフォームと合わせて依頼することもできます。複数箇所の修理やリフォームを一括して依頼することで、料金が割安になる可能性もあります。

また、一部のハウスメーカーや工務店では、雨樋修理の作業完了後に「○年間保証」などのアフターサービスが充実しています。

ただし、大手ハウスメーカーでは、下請け会社に施工を発注するケースも多く、中間マージンの発生にともない、費用が高くなることがあります。住宅の建築やリフォームなど、大規模な施工から優先されることもありますので、依頼する時期によっては対応が少し遅れることがあります。

一方、工務店はハウスメーカーよりも事業規模が小さく、地域に密着しています。雨樋のトラブルをはじめ、住まいのちょっとした困り事にもスピード感をもって丁寧に対応してくれるので安心感があります。

外壁や屋根、雨樋修理の専門業者

外壁・屋根・雨樋修理専門の業者に依頼する場合は、ハウスメーカーよりも事業規模が小さいため、費用を安く抑えられるケースが多いです。雨樋修理の施工実績が豊富で、地域密着型の業者が多いため、信頼性が高いです。

雨樋や雨戸のちょっとしたトラブルにも速やかに駆け付けてくれる業者も多く、一部の修理や交換の小規模な施工から大がかりな工事まで、幅広いニーズに対応できるのが強みです。

しかし、すべて優良な業者であるとは断言できません。中には悪質な業者が潜んでいる可能性も考えられます。雨樋修理を依頼する前には、過去の施工事例の写真を見せてもらいましょう。

見積もりを取る際には施工内容の内訳もきちんと記載してもらい、適正な料金であるかどうか慎重にご判断下さい。

中には「無料で点検します」「他社よりも格安料金で施工します」といった謳い文句で、自宅に訪問してしつこく契約を迫るなど、トラブルが発生するリスクがあります。悪質な業者に出くわすことのないように、くれぐれもご注意下さい。

ホームセンター

雨樋修理をホームセンターに依頼する方法もあります。普段から行き着けのホームセンターがあれば、店舗窓口やサービスカウンターで雨樋修理について相談すると良いでしょう。お店によっては電話や公式サイトのメールフォームから、お問い合わせを受付しているところもあります。

ホームセンターはハウスメーカーと比較すると、料金が安い傾向にあります。商品の購入金額やサービスの利用料金に応じてポイントが貯まる特典も用意されていて、貯まったポイントを修理代金の支払いに使うこともできます。

ただし、実際に雨樋修理を手掛けるのはホームセンターと提携する業者であるため、修理の依頼が集中しているタイミングだと、スピーディーな対応ができない場合があります。

ホームセンターでは難易度の低い作業には対応していますが、複雑なトラブルが生じている場合や、専門性の高い工事が必要となった場合には対応が難しいです。

マッチングサイトから探す

優良な雨樋修理業者をスピーディーに探したい時に便利なのが、マッチングサイトです。マッチングサイトの利用料は無料で、お手持ちのパソコンやスマホ、タブレットにインターネット通信環境が整備されていれば24時間いつでも使えます。

マッチングサイトでは1度に複数の雨樋修理専門の業者について、料金体系やサービス内容で比較することができます。利用した人の口コミ評価も掲載されていて、「この業者のこんなところが良かった」「ここはもう少し改善してほしい」といったリアルな評判が一目でわかります。

ただし、マッチングサイトに掲載されているすべての業者が、必ずしも優良であるとは限りません。お気に入りの業者が見つかったとしても、お住まいの地域には対応できない場合もあります。料金の安さや口コミの良さだけで選ぶのではなく、適正な価格でアフターフォローがしっかりしている優良な業者を慎重に選びましょう。

失敗しない雨樋修理業者の選び方

全国各地に多くの雨樋修理業者が存在していますが、「業者が多すぎてどこに頼むのが良いのか」「本当に信頼できる業者なのか」と不安を抱える方も多いのではないでしょうか。

雨樋の急なトラブルを速やかに解決したいからといって、雰囲気な気持ちで業者をすぐに選ぶのは禁物です。ここでは、雨樋修理業者をお探しの際に失敗しない重要ポイントを挙げておきますので、ぜひお役立て下さい。

施工実績が豊富か

複数の雨樋修理業者で比較する際には、施工実績が豊富な会社を選ぶことが重要となります。

雨樋に故障箇所が発生する原因として、屋根材やゴミの詰まり、建築資材の経年劣化による隙間や割れ、雨樋を支えていた金具の緩みや破損などがあります。

この他には台風や洪水、大雪などの天候不良、紫外線による劣化などの外的な要因もあります。

ただ施工実績が豊富なだけではなく、雨樋に関するどのようなトラブルに強いのか、入念にチェックしておくことをおすすめします。

中には自社のコーポレートサイトやサービスサイト上に、過去直近の雨樋修理の施工実績を掲載している業者もありますので、閲覧しておくと良いでしょう。

Webサイトがない場合は、施工実績について写真を見せてもらい、説明を受けておくと安心です。

施工実績の多い業者であれば、多彩なトラブルに対応してきた経験があるため、自宅の雨樋トラブルの状況を的確に判断して最適な施工方法を提案してもらえます。

自社施工か（下請けや外部委託しない）

ハウスメーカーのように事業規模が大きい業者だと、外部委託や下請けを挟むため、費用が高くなるケースがあります。

費用を安く抑えるためにも、下請けや外部委託をしない完全自社施工の業者を選んでおくべきです。

自社施工の場合は自社の職人が雨樋修理を手掛けるため、お問い合わせから施工までの流れがスムーズになり、施工完了後の品質管理やアフターサービスも行き届いています。

一方、ハウスメーカーでは外部委託や下請けを挟むことで、スピーディーな対応が難しくなるケースもあります。待たされている間に、雨樋のトラブルが悪化する可能性がありますので、注意が必要です。

現地調査や見積もりの有無

雨樋のトラブルが深刻な状況である場合は、1日も早く適切な方法で修理をしてもらうことが重要です。電話やメールフォームからのお問い合わせには迅速に対応して、すぐに現地調査に駆け付けてくれる業者であれば安心です。

雨樋にトラブルが発生した際の現地調査では、雨水が流れ落ちた箇所、雨樋のズレや歪み、破損カ所の有無、金具の緩みや破損箇所の有無など、ひとつひとつ丁寧にチェックします。

優良な業者であれば、現地調査を入念に行った上で適切な施工方法を提案し、適正な価格で見積もりを提示しています。

一方、悪質な業者は現地調査を行わずに高額な見積り額を出すことがあります。現地調査を行う場合でも、契約をしつこく迫ることもありますので、十分に警戒すべきです。

見積もりを依頼する際には、「工事一式」の合計金額だけではなく、資材・施工費用などの内訳の細かい部分まできちんと記載されているかどうか、入念にチェックします。

修理の内容が明確に記載されることによって、業者との金銭的なトラブルを未然に防げるようになります。

現地調査をしない業者や、見積書の書き方に不備のある業者であれば、契約は回避しておくのが得策です。

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施工内容の説明が十分か

雨樋修理を業者に依頼する際には、どのような方法で施工するのか、交換するパーツや資材、施工の流れについて説明を受けておく必要があります。

とくに雨樋トラブルが深刻な状況である場合は、高品質な資材やパーツが使われることがありますので、「なぜこれを使うのか」といった質問にも丁寧にわかりやすく答えてくれるかどうか、要チェックです。

説明の仕方が雑だったり、質問に答えられないような業者であれば、契約は回避した方が無難です。

雨樋修理も含めて大規模な工事を依頼する場合、施工完了までに数日間かかることも予想されます。近隣トラブルを防ぐためにも、近所への挨拶にも丁寧に対応できる業者であれば信頼性が高いです。

施工後の保証やフォローの有無

雨樋修理を業者に依頼して工事が終わったらそれで完結というわけではありません。施工完了後に、施工不良が発見される可能性もあります。

そのような事態が起こりうることも想定した上で、施工後のアフターフォローや保証制度にも対応できる業者を選んでおくと、いざという時にも安心です。

保証サービスが付帯されている場合は、保証が適用される条件や保証期間について必ず確認しておきましょう。

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雨樋修理のおすすめ業者5選！

やねいろは

岡山市南区に本拠地を置くいえいろは株式会社では、雨樋修理専門のサービスサイト「やねいろは」を運営しています。雨樋の割れなどの小さなトラブルから、屋根のゆがみ・はがれ・錆 (さび) ・色あせ・経年劣化、瓦のずれや割れ、雨漏りまで、屋根にまつわるさまざまな困り事を電話1本のお問い合わせで、スピーディーに対応しています。

電話の受付時間は平日9時から18時まで、メールフォームからの相談は24時間365日対応です。お問い合わせの後にスタッフが連絡して現地調査を入念に行い、適正な見積もり価格を提示しています。

北は北海道から南は九州・沖縄エリアまで、全国各地に複数の事業拠点があり、どの店舗にも経験豊富な熟練職人が集結しています。もちろん利用料や紹介料は完全無料、やねいろはのサービスを初めて利用する方も安心・満足できるでしょう。

費用目安：雨樋工事 7,700円 (税込) ～ /m
対応エリア：北海道・東北・北陸・関東・東海・関西・中国・四国・九州・沖縄

やねいろは

あまどい屋

あまどい屋ではその名の通り、雨樋修理・交換をはじめ、外壁塗装・屋根塗装の施工、建築事業まで幅広く手掛けています。東北地方から関東・東海・関西・中国・九州エリアまで全国各地に複数の店舗を展開しています。

運営元の企業は東京都立川市に所在する日本住宅診断株式会社で、これまでに多数の雨樋修理実績があります。

簡易的な雨樋修理の料金は980円 (税込) からで、格安費用で質の高い施工には定評があります。火災保険に加入している方が、台風や雪などの天候の影響や自然災害による被害を受けて雨樋修理・交換が必要となった場合は、保険申請により費用をさらに抑えられる可能性もあります。

「あまどい屋に雨樋修理をぜひ依頼したい」という方や、費用の目安を知っておきたい方は、公式サイト上のメールフォーム、またはフリーダイヤルにて相談すると良いでしょう。

費用目安：雨樋修理清掃 980円 (税込) ～ / 調整 3,000円 (税込) ～
雨樋交換丸樋 5,000円 (税込) ～ / 角樋 6,000円 (税込) ～
対応エリア：東北エリア (岩手県・宮城県・福島県)・北陸エリア (石川県・富山県) ・甲信越エリア (新潟県)・関東エリア (茨城県・群馬県・栃木県・埼玉県・神奈川県)・東海エリア (岐阜県・愛知県・三重県) ・関西 (大阪府・滋賀県・兵庫県)・中国エリア (岡山県・島根県・広島県・山口県)・四国エリア (愛媛県・香川県) 九州エリア (福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・宮崎県・鹿児島県)

あまどい屋

やねまる

関東エリアで地域密着型の雨樋修理業者をお探しなら、やねまるがおすすめです。やねまるでは東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県の1都4県に対応しており、メールフォームでのお問い合わせは24時間365日対応、お問い合わせ・相談・出張費用・見積もりは無料です。

特定のエリアのみ対応しているため、屋根や雨樋に急なトラブルが発生した際にも、最短30分で迅速に駆け付けて現地調査を実施しています。現地調査の所要時間は30分から1時間程度が目安で、現場の状況を的確に把握します。

小規模な修理から大がかりな修理まで、すべて自社職人が施工しています。雨樋・屋根・塗装・防水の施工実績が豊富で、技術力に強みを持っているため、施工後は3年間の保証付きです。

雨樋の水漏れ・雹災 (ひょうさい) による穴あき・雨樋の外れ・雨樋の金具抜け・屋根のはがれ・枯れ葉やゴミの詰まりなど、雨樋に関するちょっとしたトラブルから大きな被害まで、熟練職人が迅速・的確に対応し、高い技術力を発揮して住まいの安全を守ります。

雹 (ひょう) ・大雪・強風など、自然災害が原因で雨樋の修理が必要となった場合は、火災保険の適用対象となりますので、加入している方はぜひ気軽に相談しておくと良いでしょう。複数枚の写真を撮影して、工事現場の状況や施工内容について報告を欠かすことなく、丁寧なコミュニケーションでより良い信頼関係を構築しています。

費用目安： 4,000円 (税込) ～ / 1箇所
雨樋補修工事 1,000円 (税込) ～ / 1箇所
※上記2プランは半丸雨樋・角樋・金属雨樋に対応
対応エリア：東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県

やねまる

カインズホーム

カインズホームでは大雨・強風・停電に備えた防災リフォームに注力しており、その一環として雨樋修理にも対応しています。料金プランや費用の目安について知りたい方は、見積書を提示してもらうと良いでしょう。

カインズリフォームに雨樋工事を依頼する場合、一部補修では59,800円 (税込) から、住宅一軒丸ごとの雨樋修理工事では198,000円 (税込) からの料金となっています。雨樋の状態や広さによっても料金には格差が生じるため、事前に見積もりを取り、適正な価格を把握しておいて下さい。

カインズリフォームでは、雨樋工事の他にも水回り・内装・外装、外構・エクステリア工事の実績が豊富です。

雨樋修理と同時に他のリフォームも合わせて依頼することもできますので、安心して長いお付き合いができます。

費用目安：一部補修 59,800円 (税込) ～
一軒 198,000円 (税込) ～
※足場料金は別
対応エリア：北海道・東北エリア (福島県・宮城県)・関東エリア (東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県)・甲信越エリア (新潟県・山梨県・長野県)・東海エリア (岐阜県・静岡県・愛知県・三重県・関西エリア (大阪府・京都府・滋賀県・兵庫県・奈良県・和歌山県)・中国エリア (鳥取県・岡山県・広島県)・九州エリア (福岡県・熊本県・沖縄県)

カインズホーム

くらしのマーケット

「雨樋修理の業者を一括で比較したい」「料金が安くてサービス品質の高い雨樋修理業者を探している」方は、ぜひくらしのマーケットをご活用下さい。

くらしのマーケットはインターネット上のマッチングサービスで、雨樋修理業者をはじめ、引越し業者・不用品回収サービス業者・家事代行・ハウスクリーニングなど、訪問型・出張型のサービスに特化しています。

全国各地の業者と提携しているため、主要都市や地方など特定の地域に限定することなく、引越し先でも手軽にマッチングサービスを利用することができます。

くらしのマーケットの使い方は簡単で、公式サイトのトップページから検索窓に「雨樋」と入力して、お住まいのエリアを指定すると、雨樋修理専門の業者の写真・料金体系・サービス内容が表示されます。

実際にサービスを利用した人の口コミや星5段階評価も掲載されているので、参考にしておくのも良いでしょう。

費用目安：業者ごとに異なる (要お問い合わせ・要見積もり)
対応エリア：全国対応

くらしのマーケット

雨樋修理の費用相場はいくら？

雨樋の汚れや詰まりがある場合や、雨樋のひび割れや破損箇所が発見された、雨樋の取り付けが悪い、雨樋の資材や部品が経年劣化により交換する必要があるなど、この中で1つでも該当するものがあれば、雨樋の修理を専門の業者に依頼する必要が出てきます。

雨樋のひび割れや破損箇所がある場合、雨樋修理の費用相場は1箇所につき10,000円から30,000円程度が目安となります。ただし、雨樋全体を交換する場合は、30,000円以上かかることもあります。

雨樋の取り付けが悪い場合に、調整や取り付けのし直し作業が行われる場合は、1箇所につき10,000円から20,000円程度が目安です。

雨樋修理を業者に依頼する際に、屋根などの高所での作業が行われる場合は、職人の安全を確保するためにしっかりとした足場作りが必要となるため、別途費用がかかります。足場の種類や規模、設置する場所や対応範囲によっても費用に格差が生じますが、最大で150,000円から200,000円程度の費用が発生する場合があります。

雨樋修理の費用相場はけっして「安い」とは断言できません。雨樋トラブルの原因が天候による自然災害の場合は、火災保険で適用される事例もあります。費用を安く抑えられる可能性もありますので、事前に業者に相談しておくことをおすすめします。

雨樋修理の費用を安く抑えるには？

「雨樋修理を業者に頼みたいけど、費用が高くなるのでは？」と不安を抱える方も多いのではないでしょうか。

ほんの少しの手間と時間をかけるだけで雨樋修理の費用を安く抑えることができますので、そのためのコツを伝授します。

相見積もりをとる

雨樋修理の費用を安く抑えるには、複数の業者をピックアップしておいて相見積もりを取るのが基本です。各業者からの見積もりを受取ったら、料金体系やサービス内容をじっくり比較してみて下さい。

内訳はできる限り細かく書いてもらうと、同じ資材や金具でも業者によって利用金に大きく差が出ることがわかるようになります。

見積もりは最低3社から5社から取り寄せておいて、同じ作業内容や条件で内訳の部分まで細かく書いてもらうのがコツです。

業者によっては出張費用が無料となっている場合もありますが、移動距離に応じて往復の出張費用が加算される場合もあります。「料金が安い」からといった単純な理由で業者を選定するのは好ましくありません。施工完了後のアフターフォローにも着目して、サービス品質の良さを比較してみて下さい。

火災保険の申請を検討

雨樋修理業者によっては、火災保険が適用されるケースがあります。雨樋トラブルの原因が雹 (ひょう)・台風・大雪・強風・大雨など、天候不良による自然災害である場合は、火災保険の適用対象となります。

ただし、地震・津波・火山の噴火が発生したことが原因で、雨樋が破損した場合は、火災保険の適用対象外となるのが一般的です。

火災保険の適用対象となる場合は、加入中の保険会社に問い合わせて、所定の手続きを行います。火災保険の適用対象となる場合でも、加入中の保険会社によっては自己負担額が設定されているケースもあります。資材や金具の経年劣化が原因で雨樋の修理が必要となった場合や、故意に破損させた場合は火災保険を適用することはできません。

雨樋修理はいつ頼む？自分でできる？

雨樋のトラブルにはさまざまな種類があり、その原因や状況によっても使われる資材や金具、施工内容が大きく変わってきます。

雨樋のトラブルでよくありがちなのが、雨樋の外れ・破損・詰まり・傾き・雨水の漏れなどです。これらのトラブルが発生した場合は、速やかに雨樋修理専門の業者に相談して、適切な措置を取ってもらう必要が出てきます。

雨樋が外れた場合や破損が生じた場合は、雨水が外壁に流れ込み、深刻なダメージが出るリスクが高いため、迅速に対応できる業者に依頼するのが最善策です。

ほんのちょっとした小さなトラブルをそのまま見逃しておくと、大きな故障につながる恐れがあります。大規模な修理工事を早急に行う必要がある場合は、雨樋修理の難易度が高くなるため、費用が高くなることもあります。

ゴミや枯れ葉が雨樋の内部に溜まると水流が悪くなり、外壁に水漏れが生じることがあります。そのような場合は、清掃作業も含めて雨樋修理を依頼します。

雨樋の傾きや雨水の漏れが生じた場合は、かなり深刻な状況です。そのまま放置しておくと、家屋の外側だけではなく内側にも大きなダメージを引き起こすリスクがあります。

一方、自分で修理ができるケースもあります。雨樋に少しゴミや汚れが見られる程度であれば、ゴミを取り除き、掃除をコンスタントに行うことで解消することができます。

ただし、高所での作業が必要となる場合は危険性をともなうため、注意が必要です。作業時の安全性を確保するためにも、雨樋修理専門の業者に依頼しておくのが最善策です。

雨樋修理によくある質問

雨樋修理や部品の交換を業者に依頼する際には、さまざまな疑問や不安が出てきます。ここでは、雨樋修理についてよくありがちな質問についてお答えします。

雨樋の寿命は何年？

一般的に、雨樋の寿命は20年から30年程度と言われていますが、使われている資材や部品によって違いがあります。

PVC製 (ポリ塩化ビニル製) は20年程度、ガルバリウム鋼板は20年から最長30年程度、ステンレス製は30年程度の寿命です。もっとも長持ちするのは銅製の雨樋で、寿命が40年以上のものもあります。

一方、寿命がもっとも短いのは鉄製の雨樋で、15年から20年程度で寿命となります。鉄製の雨樋に水分が付着することで錆がつきやすくなります。

雨樋の修理や交換は何日ぐらいかかる？

雨樋の修理や交換にかかる日数は、工事規模や作業の難易度によって大きく左右されます。雨樋に溜まったゴミや汚れを取り除く程度の軽作業であれば、1日で完了することもあります。雨樋全体の修理や交換が必要となった場合など、大規模な工事の場合は3日以上かかるケースもあります。

天候などの関係によっては、工事前に予定していた日数よりも長くなり、スケジュール調整が行われる場合があります。たとえば、当初3日間の作業日数でスケジュールを組んでいたのに、工事に入ってから2日目に台風による影響を受けた場合、作業の日程が変わり、作業日数が長くなる可能性があります。

まとめ

この記事では、雨樋修理業者の選び方・費用を安くする秘訣について解説しました。雨樋修理でおすすめの業者を厳選して各社の強み・料金体系・対応エリアなどの情報を掲載しているので、ぜひご活用下さい。雨樋修理の費用相場も掲載しているので、参考にしていただくと予算を立てやすくなります。

本来、雨樋自体は長寿命ですが、大雨や大雪、強風などの影響を受けることで、破損や汚れの詰まりなど、さまざまなトラブルが発生するリスクがあります。

急なトラブルが発生した際には、信頼性の高い雨樋修理業者に依頼しておくことで、施工完了後のメンテナンスや定期点検などのアフターフォローまで丁寧に対応してもらえます。

雨樋のトラブルが軽症であれば自分でも作業することは可能ですが、間違ったやり方で行うと、トラブルがさらに重症化する恐れがあります。また、高所での作業は大変危険で、しっかりとした足場を作る必要もありますので、業者に依頼するのが最善策です。

雨樋トラブルが発生したら自分ひとりで解決しようとするのではなく、業者に相談して現地調査をしてもらいましょう。トラブルの状況に見合う適切な措置を取ってもらうことで、住まいと人の安全を守ることができます。